第6冊(販売中)
皇帝直属の禁軍の「闘絶」梁興は、毒蛇を下宿先に仕掛けられ危うく逃れ、自分の身に起こる事件に翻弄される。糧食倉庫から食料が紛失、それに関連した一般兵士の家族、人生の波乱、悩みがえがかれ、汴京の子どもたちが次々とさらわれる。その母親たち苦悩、そして、次々と起こる殺人事件。
目 次
表紙図版説明(宋代・水上戦)
主な登場人物一覧
魔の巻 子どもさらい事件(承前)
第十一章 書生・鉄箱
第十二章 酔漢・黒影
第十三章 留門(戸締りせず待つ)・駕籠(かご)担ぎ
第十四章 猟犬・死臭
第十五章 臭い寝具・酩酊
第十六章 塀上・階上
第十七章 呆然たる眺め遣り・死体運搬
鬼の巻 空っぽの倉庫事件
第一章 身柄拘束・死去
第二章 切り刻まれた顔・引き裂かれた心
第三章 綺麗な夢・夜の訪問
第四章 ネズミ・包子
第五章 入水・帰店
第六章 壮志・遺志
第七章 訴状・薬湯
第八章 足の指・病容
第九章 尊敬・無我夢中
第十章 死刑囚・息を引き取る
第十一章 塀を乗り越える・縄をなう
第十二章 結義・無を悟る
第十三章 大通り・帰るところ
第十四章 裸のお見え式・玉の環の留め具
第十五章 屠殺場・空き倉庫
怪の巻 髑髏(どくろ)事件
第一章 龍船・天子
第二章 銀碗・髑髏(どくろ)
第三章 遺体を引き取る・相思
第四章 孤独な運命・命を救う
第五章 兄弟・夫婦
第六章 甘ったるい声・格闘
第七章 自己嫌悪・人嫌い
第八章 熱い粥・不愛想な応対
第九章 春の草・秋の霜
第十章 割れた磁器・繋ぎあわせ
第十一章 仕掛け・助太刀
第十二章 ギンドロ・ヤナギ
第十三章 主従・財産
後記 喝火令(お酒を飲んでよ)