第3冊(販売中)
最長級歴史推理小説
シリーズの第3冊は北宋王朝時代の経済、金融、お金(貨幣)の世界に入る。
探偵役は、趙不尤に代わり、取引仲介人「牙人」の「牙絶」馮賽。官吏の給料十万貫(一貫=千文)が金庫蔵から、奇妙な形でなくなる。それを仕掛けた人物。朝廷から、百万貫の融資を受け、その返済が滞る。舞台は、揚子江中流の大銅鉱山まで、そして、そこで鋳造された新銅貨十万貫の汴河輸送。西夏と戦火を交える北西地方へと展開する。
目 次
表紙写真説明
第3冊・第4冊主な登場人物一覧
金の巻 三大業界事件
第一章 ブタは走り・魚は枯渇し・石炭は来ない
第二章 拉致と誘拐
第三章 杏花岡
第四章 豪商・広い庭・破産
第五章 言いがかり.告発.殴打
第六章 その一言
第七章 春茶・石炭の跡・別宅
第八章 出会い・空き家・石炭の庭
第九章 三千四百貫
第十章 破れた下着
第十一章 魚卸協同組合・豚卸協同組合・宮廷買い付け官
第十二章 開封府・地下室・見世物小屋
第十三章 芳酩院・饅頭の店
第十四章 銀両替屋、質屋
第十五章 黄河の魚商
第十六章 死体・殺人
第十七章 二千万文
第十八章 レイシの実・飛ぶ鳥
第十九章 夜道
第二十章 殺しの修行・罪業(ごう)
第二十一章 関所・幌付き牛車・磁器破片
第二十二章 江西人
銀の巻 百万貫事件
第一章 飛び去った銭・大理寺・芳酩院
第二章 家財差し押さえ
第三章 下宿・癲癇(てんかん)
第四章 儒商・獄医
第五章 汴京食糧危機
第六章 雪の日の出会い・銀器工房